抄録
近年,都市の緑地環境の質の低下と共に環境に配慮した都市空間の創出に向け,様々な努力が行われてきた。同時に,都市公園の利用の促進や満足度の向上を目指した様々な取り組みも多くの自治体で進められている。その中で河川整備により形成された親水公園を活かし,分散された都市公園との緑地のネットワーク化を図る計画が積極的に推進されている。そこで,本研究では実際に親水公園を活かした緑地のネットワークが形成された地区と緑地が分散されて配置された地区の住民を対象に緑地評価を行い,その結果から都市における親水公園を活かした緑地のネットワーク化が住民の緑地利用に与える効果を明らかにし,今後の都市緑化における重要な知見を得ることを目的とした。