抄録
新潟県では,籾殻・稲わらの処理が課題となっている。一方,新潟県の海岸地域において,強風および飛砂の対策が求められている。本研究では,これら2つの地域課題を解決するため,籾殻灰および稲わら繊維を混和したMgOを固化材とする吹付材料の開発によって,飛砂の抑制を行うことを目的としている。実験的検討では,MgOの添加率が異なる6ケースにおいて,トールフェスクとペレニアンライグラスを用いて栽培試験を行った。葉色の評価および根系のフラクタル次元は画像解析より評価した。検討の結果,MgO添加率が3 %以上となると植物生長が阻害されること,籾殻灰における植物生長の促進が示唆された。