土壌物理性をペットボトル測定器で簡易的に評価する方法を開発するとともに,いくつかの土壌資材を混合することで物理性の異なる培土を調製する方法について検討した。簡易法の精度を公定法による測定値と比較した結果,生物育成分野の授業に活用できることが明らかになった。培土を混合調製する土作りの際には,保水性については用いる培土の中でできる限り高い値,また排水性については10~100[mℓ/分]を目安とした土作りを推奨したい。また,これらの分析の結果,火山灰質土に団粒性改良資材を50%程度混合することで,排水性の異なる培土を調製することができた。