2019 年 61 巻 3 号 p. 213-222
本研究では,発達障害児に対する支援の要件を適用した発電に関する技術の評価・活用の授業を開発し,自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する生徒を対象に授業実践を行い,生徒がどのように変容したかを分析し,授業の有用性を検討した。その結果,本研究の授業実践対象学級に在籍する生徒について,以下の点を明らかにすることができた。(1)学力が高く,情緒的な安定が課題である生徒,及び,落ち着きが無い生徒に対して有用である。(2)強いこだわりを持つ生徒に対しても有用であるが,よりこだわりが強い生徒には効果が見られない。