日常に溢れかえっている情報。グローバル化と高度情報化が加速する社会の中で,虚偽や誤情報が蔓延り,本物であることを証明することは困難と化した。フェイクニュースやオルタナティブファクトは社会に蔓延し,ポストトゥルースの時代とまで言われている。そのような社会の中で人々は,情報が持っているメディアメッセージを多角的に判断する力,「メディアリテラシー」を養う必要がある。市民のそれを養わなければ,健全な民主主義社会を創り上げるのは難しい。そこで私たちはメディアリテラシーを「テスト」の形にし,普及しやすく,且つ教育の中に取り込みやすくすることで,学生のうちからその力を培うことが可能であると考えた。多様な角度からメディアリテラシーを養うこのテストは,3部構成で段階的に力をつけることが可能となっている。これを用いて私たちは,社会のメディアリテラシー養成を目指す。