日本血栓止血学会誌
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特集:「血栓止血の臨床─研修医のためにIII」
3.ヘパリン類の適正使用
辻 肇
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2008 年 19 巻 2 号 p. 187-190

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抄録
Point
(1)ヘパリンの使用に際しては,効能・効果,原則禁忌,慎重投与に関する十分な検討を行う.
(2)ヘパリンの投与法として,静脈内点滴注射法,静脈内間歇注射法,皮下注射法,筋肉内注射法が知られ,病態に応じて選択する.
(3)低分子ヘパリンは,DICの治療,血液体外循環時の灌流血液の凝固阻止に用いられる.
(4)ヘパリン類製剤(ダナパロイドナトリウム)は,DICの治療に使用される.
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© 2008 日本血栓止血学会
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