日本獣医麻酔外科学雑誌
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原著
後鼻腔内視鏡検査を実施した鼻腔内疾患の犬の20症例
伊藤 晴倫原口 友也 衛藤 翔太郎板本 和仁西川 晋平檜山 雅人谷 健二井芹 俊恵伊藤 良樹中市 統三田浦 保穂
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2015 年 46 巻 4 号 p. 65-71

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抄録
鼻腔内疾患が疑われた犬20症例に対して後鼻腔内視鏡生検を行ったところ、内視鏡所見と病理組織診断・細胞診所見の一致率は85%であり、後鼻腔内視鏡生検サンプルの最終的な診断率は95%であった。後鼻腔内視鏡生検で高い診断率を得るためには、内視鏡下でBoring biopsyを実施する事と治療に反応が悪い場合や画像診断所見と生検結果が明らかに異なった場合には再検査を実施することが重要であると考えられた。
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© 2016 一般社団法人日本獣医麻酔外科学会
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