日本獣医麻酔外科学雑誌
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短報
  • 堀切園 裕, 石垣 久美子, 西村 麻紀, 飯塚 恵悟, 南雲 隆弘, 関 真美子, 枝村 一弥, 賀川 由美子, 浅野 和之
    2018 年 49 巻 3+4 号 p. 20-25
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/27
    ジャーナル フリー

    前胸部腫瘤を主訴に、12歳齢、去勢雄のチワワが来院した。初診時に患者は無症状であったが、約5ヶ月間で腫瘤が増大するとともに発咳を呈するようになった。第184病日に胸骨正中切開による前胸部腫瘤摘出術を実施した。腫瘤は前大静脈や気管を圧迫し、周囲組織と癒着していた。摘出した腫瘤の内部は広範囲で壊死が起こっていた。病理組織学的診断は甲状舌管遺残腺腫であり、腫瘤摘出後に患者の臨床症状は改善し、良好な経過が得られた。本疾患は犬の前縦隔腫瘍の鑑別診断として考慮する必要があると考えられた。

  • 前田 憲孝, 神田 鉄平, 岩本 咲, 尾高 里美, 貝原 美由, 金安 真央, 斉藤 有衣, 深町 沙紀
    2018 年 49 巻 3+4 号 p. 26-32
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/27
    ジャーナル フリー

    手術時手洗い時に使用する手洗い方法・製剤による消毒効果・手指の皮膚に与える影響の違いを検討した。その結果、擦式手指消毒剤の種類、手洗い方法にかかわらず、手洗い直後、4時間後共に明らかな消毒効果が認められた。手洗い方法による皮膚の保湿性の違いは認められなかったが、フォーム状製剤の方が、ジェル状製剤に比べ手洗い2時間後の時点での保湿性に優れていた。利便性、費用、皮膚への影響等を総合的に判断すると、フォーム状製剤を用いたウォーターレス法は手術時手洗いとして非常に有効な方法であると考えられた。

レター
  • 加藤 泰一郎, 森島 隆司
    2018 年 49 巻 3+4 号 p. 33-35
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/27
    ジャーナル フリー

    Malignant hyperthermia (MH) is a rare condition that occurs in susceptible patients exposed to triggering anesthetic agents. Clinical signs of MH are increased end-tidal carbon dioxide, tachycardia, arrhythmia, and hyperthermia. As for human medicine, MH is known to be a serious complication of anesthesia in the veterinary field. Although MH requires prompt and proper treatment, clinical reports of MH in veterinary science are limited. We experienced a suspected clinical case of MH in a dog during internal fracture fixation, possibly caused by isoflurane inhalation anesthesia. We describe the case here.

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