日本獣医麻酔外科学雑誌
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第2趾球を用いて足底球の外科的再建を実施した犬の1例
森島 隆司山村 龍輝
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2025 年 55 巻 4 号 p. 51-55

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抄録

Phalangeal fillet technique(PFT)は趾球移動を利用する外科的再建手技の1つである。体重1.75 kgの2ヶ月齢の雑種犬が右後肢の複数趾球の重度損傷を伴い受診した。損傷部のデブリートメント後、第2趾球の移動を利用したPFTにて足底球の再建を実施した。術後は明らかな合併症はなく、移動させた趾球により患肢での荷重が可能となった。

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© 2025 一般社団法人日本獣医麻酔外科学会
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