2011 年 44 巻 p. 26-30
研究1 本研究の目的は職場でのストレスと運動効力感の関連から, 運動によるストレス状態予防効果を検討し, メタボリックシンドローム予防の方策を明らかにすることである. 調査は会社員114名 (男性67名, 女性47名, 平均年齢26.7歳) を対象とした質問紙により実施した. その結果, ストレスの症状や対処法に性別差は認められたが, 男女ともに体力・気力への自信がストレス症状を抑え, ストレスへの対処法を作ることが示唆された.
研究2 本研究の目的は特定健康診断による家庭でのメタボリックシンドローム対策の違いを明らかにすることから, 特定健康診断結果が生活習慣に与える影響を明らかにすることである. 調査はスポーツ教室参加者225名 (男性67名, 女性150名, 不明8名, 平均年齢60.1歳) を対象に運動への効力感, 家庭でのメタボリックシンドローム対策についての質問紙により実施した. その結果, 血圧, 高脂血症の診断結果は生活習慣を改善する効果は低く, 腹囲, 血糖値については生活習慣の改善意欲を高める効果があることが示唆された.