抄録
バッファ移動解析と過誤確率分析法 (濱崎ほか, 2015) を用いて, 2004年新潟県中越地震時に発生した地すべり (深層すべり・表層崩壊) の要因分析を行い, 危険度評価モデルの構築を試みた。地震地すべりの地質・地形的要因の指標となるGISデータを整備し, 各要因の指標値をバッファ移動解析により集積した。さらに, 指標データ間の最適な組み合わせと重み付けを過誤確率分析法に基づいて検討した。求められた深層すべりおよび表層崩壊の危険度得点の分布は, 実際の地震地すべり発生箇所の分布と良好な対応を示した。