日本地すべり学会誌
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研究ノート
  • 尾崎 昂嗣, 若井 明彦, 渡邉 暁乃, 蔡 飛, 佐藤 剛, 木村 誇
    2021 年 58 巻 2 号 p. 57-64
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/13
    ジャーナル 認証あり

     短時間の集中豪雨等により時々刻々と変化する表層崩壊に対する安全率の低下をリアルタイムで評価するために, 若井ほか (2019) では中砂ないし粗砂程度の透水性を有する斜面内の浅層地下水の水位上昇の時刻歴を予測するための簡易な計算方法が開発された。本研究では, 対象とする粒径をさらに小さな細砂程度の透水性を有する地盤に設定し, 浸透メカニズムを有限要素法に基づく飽和-不飽和浸透流解析を用いて分析した。そして, 半無限斜面仮定の下で実施した一連の有限要素解析のパラメトリック・スタディの結果に基づいて, 斜面内の経時的な降雨浸潤過程を予測するための簡易な計算方法を開発した。

  • -学習データに用いる地形図と抽出精度の関係-
    古木 宏和
    2021 年 58 巻 2 号 p. 65-72
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/13
    ジャーナル 認証あり

     高解像の3次元地形情報はオープンデータ化が進められており, その活用先の一つに地形判読への適用がある。土砂災害を引き起こす自然現象の一つとなる地すべり地形の判読作業は, 高解像度化された地形情報を用いて抽出精度が向上した一方で判読作業に負担が伴う側面がある。本研究では高解像度の地形情報を効率的に解析する手法として, 深層学習を地すべり地形判読に適用した。学習データには, 等高線, 傾斜量図, CS立体図, 鮮鋭化したCS立体図の4種類の地形図を用いた。正解データは, (国研) 防災科学技術研究所1 : 50,000地すべり地形分布図とした。深層学習の結果, 最大80%の確率で地すべり移動体の抽出が可能であることが判明した。抽出精度は, カラー情報が多いCS立体図で高い傾向があり, さらに鮮鋭化処理を加えたCS立体図において最も高かった。3次元地形情報への深層学習の適用は, 技術者の判読作業・判断支援, 見落とし防止の効果が期待できる。

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