2018 年 55 巻 5 号 p. 223-231
大規模な地すべりでは2次すべりの活動により複数のすべり面が存在する場合があり, 有線で電源供給や観測を行うセンサでは, 浅層すべり面の活動により深部すべり面の監視を長期間行うことが困難である。このような問題の解決のため, 筆者らは地中無線通信装置と地中変位センサ及び間隙水圧センサを組み合わせたワイヤレスセンサを開発し, ボーリング孔内に埋設した。本論文ではこれらのワイヤレスセンサの5年以上に亘る観測結果を示し, その現場適用性と有効性を明らかにする。