2019 年 56 巻 3 号 p. 115-123
北海道平取町の地すべり多発地区を対象に, 平成21, 27, 28年の航空レーザー測量データから得た固有値比分布の変化をもとにして, 活動的な地すべり斜面の抽出を試みた。まず, 固有値比の値が2.5から5の値を示したラスターセル (粗地表セル) が測量年の間に新たに出現した箇所では, 地表が激しく変化していたことを現地調査より確認した。次に粗地表セルの出現箇所について最適化ホットスポット分析を行い, 分析にてホットスポットとして判断された斜面が, 活発に動いている地すべりブロックと一致することが分かった。