2025 年 62 巻 6 号 p. 268-273
航空レーザー測量では, オリジナルデータからグラウンドデータの生成において, ある程度自動で抽出した後, 技術者による不要点の除去を行っている。このため, 地形解析などを行うには, 測量後, この除去作業時間を必要とした。そこで, オリジナルデータから自動抽出したデータ (地表近傍データと呼ぶ) に対してクリギング法を適用してグリッドデータを算出した。その結果, グラウンドデータを経て算定されたグリッドデータと比較して, 小崖や露頭等の通常の斜面では特異な微地形, かつ調査技術者が現地で確認したい場所の形状を適切に捉えられるグリッドデータを得ることに成功した。また, この方法は, グラウンドデータ作成のための技術者による目視点検を必要としないことから, 大幅な作業時間の短縮と労力の削減を行うことができた。