地すべり
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新切地区におけるすべり面のせん断特性の変化について
玉田 文吾前田 重人
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1975 年 11 巻 4 号 p. 18-25

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抄録

さきに擦過粘土の粘着力と内部摩擦角は圧密比によって変化することを報告したが, 現地においても, 圧密を開始してからの経過時間によって, 本当にせん断特性が変化しているか否かを確かめる必要があった。そこで観測井における土圧測定値から地すべり推力を求め, これからすべり面のせん断特性の変化を推定したが, 計算結果と実験値とが大体合っており, これらのことを裏付けることができた。また, 間げぎ水圧については, すべり面上の地下水深によって発生する間げぎ水圧と, 圧密過程において擦過粘土内に発生する過剰間げき水圧に分けられることが判明した。したがって安全率を計算するとき, 場合によっては二種類の間げき水圧を考慮しなければならない。

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© 社団法人日本地すべり学会
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