信州大学工学部土木工学科
1975 年 11 巻 4 号 p. 9-17
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1973年4月18日長野県飯縄山の山腹が, 大音響とともに崩落した。その地すべり泥流は2つの沢に沿って, 長さ2kmにわたって流下し, 裾花川べりに達した。山腹の大部分は凝灰質角レキ岩よりなる。滑落すべり面の先端付近は, 古い崩積土の下に, 泥岩あるいは砂岩の層がある。地すべり地内の土質の工学的性質を調査して, 安定解析を行い, 地すべりが地層の境界を上昇してくる地下水の地下水圧の増大によりひきおこされる可能性があったことを示している。
日本地すべり学会誌
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