地すべり
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新潟県中頸城・東頚城・刈羽および三島地域の地すべりと地質構造および岩質の関係について (1)
中・東頸城地域
福本 安正本田 康夫
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1982 年 18 巻 3 号 p. 31-41

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抄録

我が国最大の地すべり密集県である新潟県のなかでも標題に示した各地域はとくに.第三紀層地すべりが密集発達する地域として知られている。小論は.これらの各地域における地すべりと地質構造および岩質との関係について考察したものである。旧来, この地域に発達する地すべりの成因, とくにその素因については.多くの研究者によって数多くの優れた業績が報告されているが, これらの各地域全体の地質環境と地すべりの発生について考察したものは殆どない。筆者等はこれらの地域に発達する地すべり分布と岩質および地質構造との関係から, その基本となるものは岩質であって, 構造的要因は副次的なものであるとの結論を得たので報告する。なお, 報告は (I) ・ (II) に分け,(I) においては中頸城・東頸城地方について,(II) は刈羽・三島地域について後日報告する。

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© 社団法人日本地すべり学会
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