地すべり
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地すべり地強度定数c, φ の新しい逆算法 (III)
Bishop法に基づく逆算法
山上 拓男植田 康宏
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1985 年 21 巻 4 号 p. 10-17_1

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抄録
前2報において, 地すべり地地山の新しい強度定数逆算法の基本概念と, 簡便分割法に基づく逆算手順を述べた。本論文は, この手法を安全率算定式としてBishop法を採用する場へ拡張するものである。Bishop法の安全率算定式は簡便法のそれに比べ幾分複雑であるので, はじめに, Bishop法におけるc-tanφ図の決定方法を説明している。求めるべきc, φはこのc-tanφ図上になければならない。この条件に加え, 逆算法は, 与えられたすべり面に沿う安全率が, 最小安全率であるとの条件をも満足しなければならない。そこで, 次にこれら2つの条件より, c, φの存在範囲を極端に限定する手法を詳述している。最後に, 電算機の助けをかけて, 効率よくc, φを決定する図解法を示した。そして本手法を仮想の3つの問題に適用したところ, 精度, 演算時間の両面で極めて実用的であることが判明した。
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© 社団法人日本地すべり学会
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