抄録
特に堆積層地すべりにおいて, 地すべり面は, せん断型と摩擦型との分類ができることは既に報告した(地すべり第22巻, 第2号)。
本報文は摩擦型地すべり面における摩擦角(係数)測定法および摩擦角と物理的性質との関係についてまとめたものである。
摩擦角は, 地すべり面の形態に応じて, ガラス板または磨りガラス板を摩擦板として用いた一面せん断試験機を使用することで簡単に測定できる。
摩擦角φfは, 試料のベントナイト含有量Bnによって変化し, 両者の間には次の実験式がある。
φf=φf0exp(-Af・Bn)
また含水比初によっても変化し
φf=φw0exp(-Aw・ω)
の関係があることが判明した。