地すべり
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長崎県石倉地すべり地域の地下水の化学成分
降雨量による影響
飯盛 喜代春, 今井 智恵子, 飯盛 和代, 藤永 正弘
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1987 年 24 巻 3 号 p. 30-40

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抄録
地すべりは地下の岩石の風化によって誘発されるということはよく知られている。これらの風化の活発な地域においては, 地すべりは降雨によって直接発生する。地すべり地域の地下水の化学成分が降雨量によってどの程度変化するかを知ることは極めて重要である。
石倉地すべり地域において降雨によって地すべりの状況と地下水の化学的研究が行われた。累計雨量が104mmと174mmのときには, 地すべりはほとんど活動しなかった。崩積土の中の地下水の化学成分の濃度はそんなに大きく減少しなかった。しかし, 滑落崖の中の地下水の化学成分の濃度は大きく減少した。降雨量が794mmの場合は地すべりは活発に活動した。地下水の化学成分の濃度は減少したが, しかしながら崩積土中の地下水の濃度はほとんど変化しなかった。すべての化学成分の中で, 炭酸水素イオン, 硫酸イオン, カルシウムイオン, マグネシウムイオンは極めて高い濃度である。これらのイオンは地すべりの活性の指示をする。この地域において, これらのイオンが高濃度になる所では風化が活性であることを示し, 地すべりの可能性が高いと考えられる。
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© 社団法人日本地すべり学会
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