地すべり
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squeeze型地すべりの発生機構
1923年根府川駅地すべり
釜井 俊孝
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1991 年 27 巻 4 号 p. 1-8_1

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抄録
Squeeze型地すべりとは, 破壊した弱層が前方や側方に上位層よりも大きく絞り出されるように変形し, 上位層を含む斜面全体がそれに引き続いて崩壊するタイプの地すべりである。これらは, 上下を硬い地層で挟まれた10度以下の緩傾斜の弱層が, 地震や豪雨により急速に破壊した場合に発生すると考えられる。1923年関東地震により発生した根府川駅地すべりはその実例であり, 弾塑性有限要素解析の結果, 破壊時には軽石層 (弱層) の前面でSqueezeタイプの変形が発生したと推定される。また, 単純な斜面の3層モデルを用いた検討においても, squeezeタイプの変形が地層の傾斜のかなり広い範囲で認められた。このような地すべりは, 弱層が緩傾斜で急斜面に露出する古い成層火山の山麓で発生する可能性が高く, 宋端部はしばしば泥流化し, 流動性に富む土砂が比較的遠方まで達する。このことは, 火山地域において土砂災害の及ぶ範囲を予測する場合, 防災上重要な点になると考えられる。
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© 社団法人日本地すべり学会
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