北見工業大学工学部土木開発工学科
1994 年 31 巻 1 号 p. 21-28_1
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
金華峠地すべりは, 旧期地すべり地形の下部ユニットが再活動したものであり, その新・旧期地すべりはそれぞれ“粘質土地すべり ”と“ 崩積土・粘質土地すべり”に相当する。これらの地すべり粘土はおもに多量のモンモリロナイトからなり, その鉱物の大部分は基岩の流紋岩溶岩の節理に沿う熱水性脈状モンモリロナイトーカオリナイト帯に由来すると考えられる。したがって, これらの地すべりは熱水変質帯の産状や性状と密接な関連をもつ事例でもある。
日本地すべり学会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら