地すべり
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八幡平澄川地すべり・土石流災害発生に関する気象環境と介在粘土の物理的・力学的性質について
伊藤 驍
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1998 年 35 巻 2 号 p. 77-85_1

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抄録
八幡平澄川温泉地すべりは典型的温泉余土の地すべりであるが, 特別豪雪地帯の融雪期に発生し, 発生前にMay stormによる大量の降雨が観測されている。ここではこれら相互の関係から大雨注意報の見直しを提言した。一方, 地すべり地内から採取した粘土の性質について分析し, それがカオリナイトを主成分とするものであり, 高含水比状態では残留強度と粘着力がほぼ等しくなることが確認され, リングせん断試験による残留強度は0.15~0.30kgf/cm2と得られ, この粘土は地すべり挙動に対し, 鋭敏であったことが判明した。
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© 社団法人日本地すべり学会
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