地すべり
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三次元シミュレーション解析を用いた地下水排除工の定量的効果判定
井良沢 道也南雲 政博大川 滋
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2002 年 39 巻 2 号 p. 224-234

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抄録
地下水は直接または間接的に地すべり活動と関係している。従って, 地下水排除工は効果的な対策工として今日広く採用されている。しかし, その効果は主として二次元的に表され, 実際の地下水の流動はその地すべり地の潜在的な要因などで変化することが多い。
こうした場合, 自然斜面の傾斜の影響により, 排除工の効果が過大か, 過小に評価されることがある。従って, 著者は地下水排除工の効果を以下の手法でより定量的に評価するために, 実際の観測データを用いて三次元シミュレーションを行った。ここでは, 地下水位及び地下水排水量が通年にわたり観測された地域において, 地理的な特長及び地質構造の条件に基づく地下水流動モデルを作成した。そして, 各要素の水文的な常数を変化させることで繰り返し計算を行った。最終的に実際の地下水位と計算値において, 0.5m以内の誤差をもつ積層三次元モデルを構築した。
さらに, そのモデルを用いて実際の地下水の挙動を示すとともに, 地下水排除工の施工前後での地下水の挙動とその経済的な効果についても評価した。著者はこの積層三次元モデルは地下水排除工の定量的な評価をする上で効果的であり, 地下水排除工を決定するために有益な手法であることを指摘した。
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© 社団法人日本地すべり学会
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