要旨:年々増加する重症下肢虚血の救肢のため,さまざまなチームアプローチが全国で試みられている.時計台記念病院は2006 年に開設されたまだ新しい病院であるが,早くより形成外科による創傷治療と循環器内科による血行再建のコラボレーションが実現し,積極的に重症下肢虚血の治療を行ってきた.これに加え「自分の足で歩いて帰る」ことを目標に早期より積極的なリハビリテーションを組み入れ,良好な集学的治療体制が構築されている.院内連携ならではの潤滑でタイムラグのないわれわれのCLI 治療体制・方針に関し報告する.