抄録
高齢社会において健康で幸せな社会システムづくりを推進するためには,地域包括ケアシステムの構築および円滑な運営が不可欠である。そのために,地域関係者間における信頼関係・全員参画・連携協働などができるヒューマン・ネットワークが前提条件となってくる。そして,このヒューマン・ネットワークの中では,地域医療,在宅医療および認知症対応などを中心に推進していく医師がリーダーシップの役割を担っている。そこで,本研究においては,豊田加茂医師会に所属している全医師を対象に実施したアンケート調査結果に基づいて,人間主義を中心にした孔子思想の視点から,地域包括ケアシステムにおける医師の活動実態および意識実態などについて分析・評価を行った。