2014 年 14 巻 p. 14-20
近年,企業価値に占めるブランド価値の割合が急激に増加してきた。ブランドを適切に管理するために,ブランド価値評価を行う必要がある。ブランド価値評価の切口は,正確性,客観性,経済性,測定可能性,操作性など多様である。本論文では,既存のさまざまなモデルをブランド価値評価の裏づけとする。化粧品企業において,ブランドの構築が最重要課題であり,ブランド価値評価を行うことが不可欠である。本論文では,既存のブランド価値評価モデルに従って,化粧品企業に対するブランド価値の診断を行う。