抄録
ここ数年,「地方創生」をキーワードに地域を一つの単位とし,地域経済の再生,活性化を図っていくことが重要となっている。このなかで地域経済に密接に関わりのある地方公共団体が運営する水道事業は,大変厳しい局面を迎えている。そこで本研究は,持続可能な水道事業の実現に向けて,「共通価値の創造(CSV)」の観点から水道事業と地域活性化を関連づけた新たなモデルを構築する。まず本稿は,CSVから水道事業の整理を行った。次に横浜市の事例分析を行い,この分析結果をもとに,CSVを軸とした水道事業の転換に向けた一つの産学官連携モデルを検討した。