順天堂醫事雑誌
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総説
肝硬変症による難治性腹水に対し腹腔-静脈シャント (デンバーシャント) を留置した症例の検討
吉田 範敏渡野辺 郁雄丸山 俊朗井原 厚渡辺 心塚田 暁清水 秀穂織畑 剛太郎
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2013 年 59 巻 1 号 p. 71-77

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抄録
肝硬変症による腹水コントロールは利尿剤等では難しい症例がみられる. 2007年6月から2011年5月の4年間に当院に肝硬変症による腹水コントロールで入院した症例は21例で, 利尿剤が有効であった症例は11例, 6例は利尿剤が無効であり, うち5例に腹腔-静脈シャント (以下, デンバーシャント) を施行し, 腹水は軽快した. 術後すでに3例が死亡したがその間のQOLは保たれていた. デンバーシャントは肝機能の改善にはならないがQOLの改善には有効であると考えられた.
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© 2013 順天堂医学会
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