音楽医療研究
Online ISSN : 1883-2547
ISSN-L : 1883-2547
総説
放射線治療と音楽療法
岡田 幸法座間 辰彦糸永 知広三上 隆二大久保 充菅原 信二三道 ひかり小宮 清佐藤 正之齋藤 和博
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2024 年 17 巻 p. 11-14

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抄録
悪性腫瘍の治療に対する放射線治療は根治治療、緩和治療などその適応が幅広い。しかし、放射線治療では放射線防護の関係上照射時照射室内に患者1人となる。また、通常月曜日から金曜日まで週5日、休むことなく連日治療を受けることが必要である。放射線治療は定位照射、強度変調放射線治療、粒子線治療などの進歩により治療効果は改善し、副作用も軽減してきたが、治療時の患者の心理には十分な配慮が必要である。、このような放射線治療において音楽療法の有効性が複数の論文で示されている。本稿では放射線治療中における音楽療法の有効性について文献をもとにまとめたものである。
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© 2024 日本音楽医療研究会
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