城西大学
2025 年 21 巻 2 号 p. 2-9
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太平洋戦争の中でも最も激戦だった戦いの一つは沖縄戦である。この戦いで展開されたのは戦艦大和の沖縄特攻である。戦闘機による護衛のない戦艦大和は、米軍機によって一方的に攻撃され撃沈されることが予想されていたにも関わらず、作戦は実行され、4000人以上の将兵が無駄死にした。山本七平は、この作戦を非合理的な「空気」による決定だったという。しかし、本論文ではその決定にはある種の合理性があったことを明らかにし、いかにしてこの不条理を回避できるのかを説明する。
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