気象集誌. 第2輯
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降雪中の雪の結晶の水平分布について(II)
樋口 敬二
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1962 年 40 巻 2 号 p. 73-82

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抄録
1959年以来,毎冬,北海道の石狩平野における約5200km2内の14地点(Figs.1∼2)で,雪の結晶形の実用分類(Fig.3)による同時観測を実施している。この観測は,午前中4回行ない,午前9時に札幌で行なうゾンデ観測の結果と比較する。今までの観測の中で,雪の結晶形の種類が最も多く観察された1959年1月30日の降雪について,詳しく検討した。この日の気象状態は,Figs.4∼6のようであつた。また,雪の結晶の水平分布はFig.7のように変化した。結晶形のうち,典型的なものを,Photos.1∼3に示した。観察された雪の結晶形と高層の温度,湿度との関係した,Fig.8のTa-S図に示すように,中谷らによる人工雪の生成条件を満足していた。結晶形の水平分布の特長として,北から南へ,六花結晶の区域と針状結晶の区域がならんでいることがあげられるが,この傾向は,Figs.9∼13に示すように,温暖前線の転移層内の温度の南北変化によつて,説明することができた。
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