北海道大学理学部地球物理学教室
1971 年 49 巻 1 号 p. 43-47
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低温室内で氷晶の形成に基く空間電荷の発生量を測定する目的で,ドライアイスでシーディングしたところ,原因不明の多量の電荷が発生した.この電荷はドライアイスそのものに関係すると考えられたので,このことを確めるために一連の室内実験をおこなった.その結果,ドライアイスが乾燥した空気中で蒸発すれば負に荷電するが,普通の空気中で蒸発する場合には表面に発生する霜のために見かけ上,正に荷電することが確められ,この現象は霜の荷電現象で説明することが出来る.
氣象集誌. 第1輯
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