北海道大学理学部地球物理学教室
1971 年 49 巻 1 号 p. 48-55
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
1970年の冬,札幌市内外でガードナー型の凝結核装置によってエアロゾルの水平ならびに垂直分布の測定をおこなった.測定結果によれば,札幌市内のエアロゾルの濃度は夜間は104/cm3,.日中は105/cm3の桁であり,郊外では昼夜とも103/cm3の桁であった.市内のエアロゾルの濃度分布は気象条件によって強く支配され,高濃度の大気は地上風によって遠く風下に運ばれる.また日射によって濃度が1桁も増大し,降雪によって一桁も減少することもわかった.
氣象集誌. 第1輯
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら