1974 年 52 巻 4 号 p. 380-386
GARPの副プログラムとして計画されているAMTEXに関連して,1968年1月から3月までの期間に中国大陸および東シナ海にあらわれる波動じょう乱を調べた.
1月には中緯度地方によく見られる6~7日周期の長波が中国大陸および東シナ海に卓越していた.限られた期間に上層のトラフに伴なった2~3日周期の短周期の波が見られ,パワースペクトルでは,水蒸気の変動によくあらわれた.
また3月には,6~日周期の波がみられたが,1月,2月に比べて弱く,ピークの周期もはっきりしない.