気象集誌. 第2輯
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プリミティブ方程式のためのセミラグランジュ法とセミインプリシット法を併用するスキーム
André Robert
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1982 年 60 巻 1 号 p. 319-325

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抄録
回転系における浅水方程式の時間積分にセミインプリシット法とセミラグランジュ法を併用したスキームを用いる。このスキームは数値計算上絶対安定であり,かなり大きなタイムステップを用いて積分することが可能となる。時間積分による打切り誤差は,エクスプリシヅト法の時の25倍のタイムステップを用いても充分に小さかった。
線型安定解析によるとこのスキームは安定である。また,このスキームを用いた数例の時間積分の結果によると,タイムステップが2~3時間の=オーダーを越さない限り,結果はタイムステップの大きさ
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© 社団法人 日本気象学会
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