気象研究所
1992 年 70 巻 6 号 p. 1167-1173
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半球間や成層圏と対流圏の問の空気塊の輸送の様子を観測データに基づく180日間のトラジェクトリー計算によって調べた。一方の半球から他の半球への輸送は上部対流圏を通して行われることがわかった。半球間の交換時間は約1年と推定された。対流圏から成層圏への輸送は主に熱帯対流圏界面を通して行われる。熱帯下部成層圏からの流れは2つに分かれる。一つは亜熱帯のトロポポーズギャップから対流圏にもどる流れであり、他方は下部成層圏を極方向に向かう流れである。
氣象集誌. 第1輯
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