自然災害科学
Online ISSN : 2434-1037
Print ISSN : 0286-6021
令和6年能登半島地震特集 報告
市町村の災害対応におけるGIS を用いたデータ活用の実態 -令和6年能登半島地震の石川県輪島市における協働的実践-
折橋 祐希鈴木 進吾倉本 啓之宇羅 良博浦川 豪
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2024 年 43 巻 3 号 p. 619-630

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抄録
本研究では,令和6年能登半島地震における石川県輪島市の事例から,市町村の災害対応に おけるGIS を用いたデータ活用の実態を報告した。外部の支援団体と被災自治体が共通の基盤 を活用し,現場での効率的な情報収集,単純集計だけではなく,分析データの作成も可能にし た。この結果,業務に必要な情報が別の情報により代替できる可能性も十分示唆された。作成 されたデータは共有,判断,進捗管理といった目的に応じて集計され活用された。
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© 2024 日本自然災害学会
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