自然言語処理
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論文
受身・使役形と能動形間の格交替に関する語彙知識の自動獲得
笹野 遼平河原 大輔黒橋 禎夫奥村 学
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キーワード: 格交替, 受身, 使役, 格フレーム
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2014 年 21 巻 6 号 p. 1207-1233

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抄録
日本語において受身文や使役文を能動文に変換する際,格交替が起こる場合がある.本論文では,対応する受身文・使役文と能動文の格の用例や分布の類似性に着目し,Web から自動構築した大規模格フレームと,人手で記述した少数の格の交替パターンを用いることで,受身文・使役文と能動文の表層格の対応付けに関する知識を自動獲得する手法を提案する.さらに,自動獲得した知識を受身文・使役文の能動文への変換における格交替の推定に利用することによりその有用性を示す.
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© 2014 言語処理学会
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