自然言語処理
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表層的言語情報と韻律情報を用いた講演音声の重要文抽出
小林 聡山口 優中川 聖一
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2005 年 12 巻 6 号 p. 3-24

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抄録
音声情報は記録が容易であるが, 記録後の参照は必ずしも容易ではない.本論文では, 音声の自動抽出要約を目指し, 表層的言語情報による重要文抽出結果と人間による結果との比較を行ない, 音声の抽出要約に有用と思われる表層情報を得た.また, 韻律情報としてFOとパワーに着目し, 人間による結果との比較を行った.最後に表層的言語情報と韻律情報を組み合わせた自動抽出要約システムを作成し, そのシステムによって得られる抽出要約と人間による抽出要約との比較, 聴取実験を行った.結果としてF値=0.599, κ値=0.420と良好な結果を得た.
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