自然言語処理
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用言と直前の格要素の組を単位とする格フレームの自動構築
河原 大輔黒橋 禎夫
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2002 年 9 巻 1 号 p. 3-19

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抄録
本稿では, 生コーパスから格フルームを自動的に構築する手法を提案する.格フルームの自動構築における最大の問題は, 用言の用法の多様性をどのように扱うかということである.本研究では, 用言と直前の格要素の組を単位としてコーパスから格要素と用言の用例を収集することにより, 用言の用法の多様性を扱う.さらに, 用法に違いはないが, 直前の単語が異なるために別の格フルームになっているもののクラスタリングを行う.得られた格フルームを用いて格解析実験を行い, その結果を考察する.
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