自然言語処理
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Support Vector Machineを用いたChunk同定
工藤 拓松本 裕治
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2002 年 9 巻 5 号 p. 3-21

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抄録

本稿では, Support Vector Machine (SVM) に基づく一般的なchunk同定手法を提案し, その評価を行う.SVMは従来からある学習モデルと比較して, 入力次元数に依存しない高い汎化能力を持ち, Kernel関数を導入することで効率良く素性の組み合わせを考慮しながら分類問題を学習することが可能である.SVMを英語の単名詞句とその他の句の同定問題に適用し, 実際のタグ付けデータを用いて解析を行ったところ, 従来手法に比べて高い精度を示した.さらに, chunkの表現手法が異なる複数のモデルの重み付き多数決を行うことでさらなる精度向上を示すことができた.

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