(公財)東京都医学総合研究所 運動障害プロジェクト
2015 年 22 巻 2 号 p. 64-67
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多くの神経疾患は原因の如何にかかわらず難治であるが,iPS細胞による再生医療革命により光明が見えつつある.しかし臨床現場における神経疾患の病態評価方法は旧態依然であり,この革命に十分に応えられないように思われる.我々は様々な神経疾患における脳内の複雑な病態を全く新しい方法で分析し,神経疾患の治療やリハビリを抜本的に革新するための「神経疾患治療ナビゲーター」というシステムを臨床現場と共同で開発中である.その背景と今後の発展の可能性について紹介する.