日本神経回路学会誌
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解説
独立成分解析
池田 思朗
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2002 年 9 巻 3 号 p. 181-189

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抄録

独立成分解析*2(Independent Component Analysis: ICA)は1980年代から盛んに研究されるようになった多変量解析の手法である. 90年代後半には一通りの理論的な基礎が確立し, 以後, 様々な分野での応用が期待されている. しかし, それぞれの問題には特有の困難があり, 単にICAの手法を当てはめればよいというわけにはいかない. 本稿ではこれまでのICAの研究を簡単に紹介し, ICAを用いる際, どのような困難があるのかを示し, 今後の研究にはどのような可能性があるのかについて考える.

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© 2002 日本神経回路学会
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