1992 年 35 巻 1 号 p. 53-64
情報化社会の進展に伴い,企業の各部門で情報ニーズが高まっている。これに応えるには,社内の情報流通を促進し,情報資源の共有化に努めなければならない。情報管理の最大の目的は,情報の利用・活用を進めることにあり,情報管理者は社内の情報流通の要として機能する必要がある。そのためには(1)社内にむけて積極的に情報を発信する(2)情報を必要としている利用者の相談窓口になる(3)インフォメーションをインテリジェンスにたかめるノウハウの開発に努める,などの役割が期待される。