山陽国策パルプ(株)特許情報部では光ファイルとOCRを使って社内データベースの構築を行った。このシステムは光ファイルに一次資料をイメージ入力したデータベースと, 漢字OCRで二次資料(書誌事項、抄録)を読み込み, コード変換したデータベースからなる。二次資料のデータベースはシソーラスを使わず, フルテキストサーチを採用している。これにより一次資料保存の省スペース化と, 入力作業の省力化, 検索の精度アップに成功した。本稿ではこの社内データベースの構築経緯や背景, 特徴, さらに社内データベースの構築についての筆者の考えについて述べる。