生命科学関連の研究は日進月歩であり,数多くの情報の中から必要なものを効率よく得るためにはデータベースは必要不可欠なものである。加えてその中に収められているデータの量とともに,その内容の質や検索機能が充分であることが要求される。本稿ではこの分野で利用価値の高いと思われるデータベースを文献データベース·化合物ディレクトリ型データベース·ニュース記事のデータベースとその内容によって3つに分け,その索引方法の特徴も含めて概観した。また異なるデータベースに採択された同一論文の比較や,複数ファイルを使った横断検索例,オンライン上での統計処理機能を利用した検索集合の解析例についてもあわせて紹介した。