抄録
現代学術雑誌を代表するNature,BBA,JBCの歴史と現在をたどり,その誕生,変遷を探る。学術雑誌の今日の姿とその特徴はレフェリー制度,編集と出版の乖離(かいり),市場競争である。それぞれ検討すべき課題がある。価格を巡るあつれきが米国のSPARC,英国のNESLIを生み,電子ジャーナルの出現が学術出版社をNeutral Databaseによる情報サービス業に変身させ,市場である図書館をコンソーシアムによるブローカーに変身させつつある。今日,特にわが国において,学術雑誌に真の出版人が求められている。