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解説
アジア太平洋の研究教育ネットワークの動向
菊池 俊一
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2002 年 45 巻 4 号 p. 255

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抄録

米国とアジアでの研究教育ネットワークの成長を解説する。まず,1986年から1995年まで運用されたNSFNETがインターネットの普及に果たした役割を述べる。次に1995年以降の次世代インターネット計画のプロジェクト,NSFの超高速基幹回線網vBNS,大学主導のインターネット2プロジェクトと学術ネットワークAbilineについて,それぞれの目的と運用状況,NSFの助成で行われた国際接続サービスICMとシカゴの国際接続拠点StarTAP,インターネットの国際接続プログラムHPIISの概要,アジア太平洋高度ネットワークAPANの活動とネットワーク構成について述べる。最後に,最近の研究教育ネットワークの話題として世界を結ぶテラビット級の研究教育ネットワークの実現に向けた活動と国際協力計画GTRNを紹介する。

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© Japan Science and Technology Corporation 2002
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